学校再開

 5月11日、広島県教育委員会は新型コロナウイルスの影響で臨時休校している県立学校について、来週から、自主登校をはじめると発表しました。

 県教育委員会は県立高校について、今月18日から「分散登校」や「時差登校」生徒同士の距離をとるなど感染症対策を徹底した上で、段階的に自主登校を始めるということです。
 基本的に教員が学習指導を行い出欠の対象にはせず、登校しない生徒については、オンライン授業やプリントでの課題などで学習機会を確保するということです。
【県教委事務局学校経営戦略推進課・杉本真一課長】

 

「特に中学校・高校の第3学年の生徒さんについては受験というものもございますので非常に心配が大きいと思います。しっかり各学校の方でそういったことも踏まえて対応していくということになろうかと思います」

 

 また、広島市も今月18日から分散登校をはじめる方針であることが分かりました。
 生徒数や教室の空き状況などが違うため最終判断は各学校が行うとしていますが基本的には受験を控える小学6年生、中学3年生、高校3年生と学校生活に慣れていない小学1年生を優先させて週2回の登校とし、その他の学年は週1回程度の登校とするよう調整しています。

 

 学校再開については早くするべきだと主張してきましたが、このような形での再開は沢山の問題を含んでいると思います。
・学校規模(マンモス校では教室を確保できない・通学バスが超過密等)
・保護者への対応(不規則な登校で保護者の負担が増える等)
・子供の思いで学校の行かなくて済む(不登校助長等)

 

 本来学校教育で子供との触れ合いを禁じては成り立ちません。体罰禁止で子供へのボディタッチが難しくなってきている状況の中、このような形での再開は学校教育そのものを否定しかねないと思います。

 

 広島市は感染経路不明者は現在はいません。新規感染者は0が続いています。新型コロナウイルスは空気感染ではありません。過敏な反応をしないで正しく恐れるべきだと思います。

 

サイト内検索

 

キーワードを入れることで、サイト内記事が検索できます。