4分間のマリーゴールド

 昨日(12月15日)「4分間のマリーゴールド」(TBS金曜ドラマ)というビデオの最終回を観ました。
 
 原作は、小学館の新人コミック大賞(青年部門)で大賞を受賞したキリエによる同名漫画。手を重ねた人の“死の運命”が視えてしまうという特殊な能力を持つ救急救命士と、命の期限が1年後に迫った義姉との禁断の恋を描く切ないラブストーリーです。
 週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)にて2017年より連載され、「どんどん引き込まれる悲しい純愛に涙したい人に」(読売新聞)、「作品のテーマは“生”だ、あるいは“死”だ」(毎日新聞)と、新聞各紙が絶賛するなど多くの感動を呼びました。

 

 ラブストーリーですが救急救命士の物語でした。タイトルにある「4分」とは、救急医療において生死を分かつタイムリミットだそうです。呼吸が停止してから心肺蘇生を行わなければ、助かる可能性は分刻みに低下します。生存確率は2分で90%、3分で75%と下がっていき4分では50%となるそうです。

 

「手を重ねた人の“最期の瞬間”が視える」という奇想天外なストーリーでしたが、救急救命の在り方、心肺蘇生の重要性を描いた大変良いドラマでした。とても心地よい気持ちで見ることが出来ました。

 

 これまでさまざまな“悪女”を演じてきた菜々緒さんですが、今年4月クールの金曜ドラマ『インハンド』でのハツラツとした官僚役も記憶に新しいところですが、今作では“ナチュラル系”に大胆イメチェンし、心優しく天真爛漫な女性を、可憐に演じていました。

 とても良い作品でした。

 

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