台風シーズン

 2019年は9月に入って早々に台風13号・14号・15号と連日発生。しかも日本の南海上には台風の卵と言われる熱帯低気圧も見られ、本格的な台風シーズンがやってきています。。

 昭和以降、記録的な災害をもたらした台風は13個ありますが、そのうち11個が9月に接近・上陸した台風。9月に台風による大災害が多い理由は、「秋台風」の特徴にあります。

特徴1:本州を直撃しやすいコース
 台風は太平洋高気圧の縁に沿って北上します。秋になって太平洋高気圧の勢力が弱まると、台風の通り道となる太平洋高気圧の縁がちょうど本州付近となり、台風が本州を直撃しやすくなります。

特徴2:速いスピード
 台風は太平洋高気圧の縁に沿って北上した後、偏西風に乗って東寄りに進みます。偏西風に乗ると台風は一気にスピードアップ。秋は偏西風が本州付近まで南下しているため、偏西風に乗りやすく、夏の台風に比べ、本州付近を進むスピードが速くなります。スピードが速いと、台風の右側では台風そのものの風に加え、移動の速さも加わり、風がさらに強まります。
一方、夏は台風を流す風になかなか乗れず、長い間迷走することがあります。

特徴3:秋雨前線とのダブルパンチ
 9月は秋雨前線が本州付近にあります。この影響で、台風接近前から暖かく湿った空気で秋雨前線が刺激され、大雨になることがあります。秋雨前線と台風で大雨が続き、大災害が発生しやすくなります。

秋台風で注意することは?
 秋の台風はスピードが早く、台風発生から接近・上陸までの期間が短くなります。台風が発生したらすぐに進路を確認し、最新情報をチェックしてください。自分のいる場所に接近する予想の場合は、早めに雨戸の点検や溝掃除などの対策をしましょう。

 

 (インターネット記事)引用

 

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