ハイブリット芝

 ラグビーワールドカップが開催される2019年に向けて「ハイブリット芝」導入が話題となっています。

ノエスタ神戸で初採用!天然芝を繊維で補強した“ハイブリッド芝”で耐久性が上がる
 天然芝限定だったJリーグがハイブリッド芝を解禁、ノエビアスタジアム神戸で初採用されます。秩父宮ラグビー場の芝が慢性的に悪い話、また東京オリンピックを控え各国代表の事前合宿誘致のためスポーツ競技場の整備が始まっています。その中で注目されるのが人工芝やハイブリッド芝です。

ハイブリッド芝の構造と効果・メリット
 ハイブリッド芝は天然芝を3〜5%の人工繊維で補強したものです。95%が天然芝ですからハイブリッドという言葉のイメージと異なり天然芝が主体です。ワールドカップやチャンピオンズリーグ決勝でも使用された「デッソ・グラスマスター(Desso GrassMaster)」によると以下のメリットがあります。

・天然芝ピッチに比べ70~80%コストが下がる!(10年間のコスト費)
(設計15年、実績21年)ACミランのホームサンシーロスタジアムは毎年全面5回張り替えていましたがグラスマスターに替えてから張り替えはなんと0回です!
・芝生ピッチが強いからケガがしづらい!
 芝が強いため、踏ん張ったときに滑らずひざへの負荷がかかりません。
・誰もが使えるピッチになる!
 ロンドンウェンブリースタジアムではサッカー、ラグビー、アメフトの他コンサートなどのイベントで使用されています。
 ハイブリッド芝ではピッチの稼働率を1.5〜2倍に上げられ、また回復力に優れることから収益性が高いコンサートも開催しやすくなります。

 稼働率を上げられるのはハイブリッド芝では芝が生長しながら人工繊維と絡むので剥がれにくく、芝が部分的に抉れるディボット(divot)ができづらい特徴、踏まれた芝が人工繊維に支えられて回復しやすい、縦に差し込まれた人工繊維による排水性の向上などの効果によるものです。

 芝草の特性で言えば「耐踏圧性」、「すり切れ抵抗性」、「傷害からの回復力」が高く良い芝の状態が長く続きます。特に冬は低温下で芝草の生育が鈍り傷んだら回復しませんが痛みにくいハイブリッド芝では冬期2倍〜3倍使用できるとするメーカーもあります。

 大分県は2019年ラグビーワールドカップに向け大分銀行ドームにハイブリッド芝の導入する方針を決めました。大銀ドームは陸上の第1種公認競技場でもあります。この背景にはラグビーの国際統括団体「ワールドラグビー」が耐久性に優れるハイブリッド芝を推奨しイングランド大会でも大半で使用され実績があること、ロンドンの陸上世界選手権でも使用されたこと、Jリーグでも規定を改定しノエビア神戸や日産スタジアムなど国内競技場でも導入が進むことなどの背景を踏まえたものです。

 

サイト内検索

 

キーワードを入れることで、サイト内記事が検索できます。