春バテ

 4月も後半に入ってきました。暖かい日と寒い日が極端に来ます。この寒暖の差で体調を管理するのが難しく感じています。「夏バテ」と言う言葉は良く聞きますが「春バテ」と言う言葉があるそうです。いろんな要因があるようです。

春バテの原因
①激しい寒暖差
 春は、身体が寒暖差に対応するため、交感神経が優位になりっぱなしになり、相当量のエネルギーが消耗されるため、「疲れ」や「だるさ」を感じやすくなります。また、冬から春になり、ファッション面でも薄着になる機会が増えることで身体が冷えやすくなり、血のめぐりも悪くなります。

②めまぐるしい気圧の変化
 移動性高気圧が次々にやってきて低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わるこの時期、自律神経の切り替えがうまくいかなくなりがちです。また、低気圧になると、血中の酸素濃度が下がり、昼でも眠くなったり、身体がだるくなったりします。

③生活環境の変化
 春は、卒業や入学や進学、転勤、異動、新生活のスタート、育休後の復職など、自分や身のまわりの生活が大きく変化する季節。知らず知らずのうちに緊張感やストレスが生じることで自律神経が乱れ、春バテしやすくなります(グラフ③参照)。また、ここに花粉症などの体質的要因が加わると、新生活によるストレスと花粉症によるストレスが重なり、精神的なダメージも受けやすくなります。

春バテの予防と対策
 春バテの対策には、自律神経を整え、交感神経と副交感神経の切り替えを適正かつスムーズに行うことが大切です。ストレスをためずにリラックスを心がけ、服装などで温度調整をすることも忘れずに。もしも冷えてしまったら身体を温めるようにしましょう。

①蒸気の目もと温めでリラックス
 目もとを心地よく温めると、短時間で副交感神経が優位になり、リラックスできます。温度は、目もとが気持ちいいと感じる約40℃が最適。温めには蒸気をともなうアイマスクや蒸しタオルを使いましょう。蒸気は乾いた熱に比べて、深く広く温めることができます。リラックスした状態かどうかは、光を見たときに瞳孔が反射的に縮む程度でわかります。
<蒸気で目もとを温めてリラックスすると瞳孔が縮む>

②ぬるめの炭酸入浴でリラックス
 体温、血圧、心拍数を穏やかに変化させる入浴を一定期間継続するのもおすすめ。炭酸ガス入りの入浴剤を入れた38~40℃のお湯に10~20分間入浴し、これを週5日以上を目安に続けましょう。ぬるめのお湯での炭酸入浴は自律神経を整え、身体をリラックスモードにしてくれます。

③目もと&首もとを温めて睡眠の質をアップ
 春は睡眠の悩みも多い季節。スムーズで深い眠りを誘うには、副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせる必要があります。就寝前に目もとや首もとを心地よく温めることで、副交感神経が優位になり、リラックスできます。また、血めぐりもよくなるので、しばらくすると手足の先から放熱して体温が下がってきます。この落差が眠気を誘い、ぐっすりと眠りにつくことができます。また、眠る前にアロマオイルでマッサージをしたり、ハーブティーなどを飲んだり、音楽を聴いたりするなど、リラックスを心がけるようにしましょう。

     (ウェルラボ ウーマンウェルネス研究会 HP引用)

 

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