有馬記念

 昨日(12月24日)は、一年の締めくくりを飾る大一番、第62回有馬記念・GIが、中山競馬場で行われました。単勝1番人気で、このレースがラストランとなるキタサンブラックが優勝し、GI史上最多タイとなる7勝を決めた。
 2着はクイーンズリング、3着はシュヴァルグランでした。

 競馬の予想は、一目でわかりやすいマークを使う。最も強い本命馬に「◎」をつけ、次に来そうな対抗馬は「〇」、3番手評価は「▲」と割り振っていく
◆「怪物」と呼ばれた名馬オグリキャップの引退レースは1990年のG1有馬記念でした。作家の高橋源一郎さんの短編小説『夢の中で強いオグリが…』に、予想に悩んだ末、愛を込めて特別に「♡」をつけるくだりがある。何もつけないのは忍びないと「負けつづける名馬に敬意を表した」架空のマークで、一瞬でいいから先頭に立ってくれ、と祈った。

◆昨日、有馬記念で引退するキタサンブラックには、大本命の「◎」が殺到しました。血統が重んじられる競馬の世界で、誰も目に留めなかった馬を、演歌歌手の北島三郎さんが見い出した。「雑草」に例えられるたたき上げの馬は、流しの歌手から頂点をつかんだサブちゃんの人生にも重なります。

◆この引退レースにはG1最多勝利タイ記録がかかりますが、ライバルも手ごわい。前走でキタサンブラックが敗れた相手とふたたび相まみえるが、そのオーナーは元大リーガー「大魔神」佐々木主浩さんで、オールスターの華やかさである。(3位)

◆高橋さんが「♡」をつけた、あの引退レース、とても勝ち目がないはずのオグリキャップは奇跡的な勝利で幕を引いた。
                   (佐賀新聞 引用)

 

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