彼岸の入り

 2017年(平成29年)秋の彼岸の入りは、9月20日(水)で彼岸の中日は 9月23日(土) で彼岸の明けは9月26日(火) です。
 彼岸の期間は、春分の日・秋分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間です。

 彼岸という言葉は、元々仏教の言葉で、「煩悩に満ちた現世である此岸(しがん)を離れて修行を積むことで煩悩を脱し、悟りの境地に達した世界である彼岸に到達する」という意味があります。

 私たちが普段使っている「お彼岸」という言葉は、修行を積んで悟りを開くというよりも、この彼岸の期間に行われる彼岸会(ひがんえ)の法要をさしているともいえます。

 彼岸会の法要の歴史は、平安時代の中頃までさかのぼります。当時、浄土思想が盛んになり、真西に沈む太陽を見て、西方極楽浄土を思い描く「日想観」という修行が盛んに行われました。この修業によって極楽浄土に行けると信じており、お寺では法要をしっかり営むようになったといわれています。
 
 「お彼岸にお墓参りをする」という文化があるのは日本だけです。
 内閣府が発表している「国民の祝日について」を見てみると
  春分の日:自然をたたえ、生物をいつくしむ
  秋分の日:祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ

 元々農耕民族であった日本人には仏教が伝来する前から先祖供養と自然に感謝する習慣がありました。
 芽吹きの春には1年の豊作を願い、豊穣の秋には太陽とご先祖様に収穫を感謝するという意味合いが春分の日、秋分の日にも込められていると言われています。

  (イインターネット エンディングパークHP 引用)

我が家のイチジクの木の側に今年も「彼岸花」が咲きました。

 

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