72回目の原爆の日

 昨日(8月6日)は、米軍が原爆を投下してから72回目の「原爆の日」を迎えました。7月に国連で核兵器禁止条約が採択されて初めての式典でした。
 海外からは過去3番目に多い約80カ国の駐日大使らと欧州連合(EU)代表部が出席しました。核保有5大国では米英仏露が参加しました。

 松井市長は平和宣言で、「絶対悪」の核兵器が72年前にもたらした被害を描写して「決して過去のものではない」と強調しました。「使用をほのめかす為政者がいる限り、むごたらしい目に遭うのはあなたかもしれない」と廃絶の必要性を訴えました。日本政府に対しては、条約不参加への批判は直接しない一方、憲法が掲げる平和主義を体現して各国に条約締結を促すよう要求しました。最後に、今なお心身に苦しみを抱える被爆者への支援の充実や「黒い雨降雨地域」の拡大を求めました。

 安倍首相はあいさつで「非核三原則の堅持」を盛り込みましたが条約には触れず、核拡散防止条約(NPT)発効50周年となる2020年の運用検討会議に貢献すると述べるにとどまりました。

核兵器禁止条約
 連本部で開かれていた核兵器禁止条約制定に向けた交渉会議は最終日の7月7日、条約を賛成多数で採択した。「核兵器のない世界」を目指し、核兵器の使用や開発、実験、生産、製造、保有などを禁止する内容。核抑止力の根幹ともされる「使用するとの威嚇」も禁止する。1945年の日本への原爆投下後、核兵器を違法とする条約が国連で採択されるのは初めて。条約は9月20日に各国の署名が始まり、50カ国の批准を得て発効する。

 広島・長崎は「核廃絶」を目指しています。世界で唯一の被爆国、日本は不参加でした。アメリカの核の傘に依存しているドイツ・韓国・イタリア・ポーランド・カナダと共に不参加でした。
 日米安全保障条約の見直しが必要となってきています。

追伸
 私は「腱板損傷」で議員になって初めて式典に不参加でした。自分の不注意でこんなことになるとは情けない!!

 

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