行政視察 3日目酒田市

 昨日(4月20日)は、酒田市役所を訪問し「文化遺産を活かした地域づくり」についての行政視察を行いました。
 酒田市議会「後藤 仁」議長の出迎えを受け、教育委員会「田村聡一郎」社会文化課長サンから説明を受けました。

 酒田市では平成26年度より酒田市に残る「黒森歌舞伎」「松山能」の伝統芸能を中心に、北前船文化の紹介・啓発を含めた各種文化事業を文化庁の文化遺産を活かした地域活性化事業(地域の文化遺産次世代継承事業)の助成を受け、「文化都市酒田」発信事業実行委員会を中心にして各種事業を展開しておられました。
事業
平成26年度
・シンポジウム「北前船と酒田の文化」
 酒田の文化・歴史を国内海外の識者がそのルーツと発展、展望について講演討議することにより、市内にある文化財の保全・活用・継承について新たな気付きを発見し今後の活動の指針とした。

・ワークショップ「黒森小学校 歌舞伎特別授業」
 小学生全員・保育園児・保護者を対象に「中村勘九郎・七之助」を講師に招き歌舞伎の魅力について伝え、地元伝統芸能の継承への契機となった。

・舞台公演「北前歌舞伎祭」(黒森歌舞伎と中村勘九郎・七之助の競演)
 競演により市民の関心を呼び伝統芸能黒森歌舞伎の魅力とファンが増えた。

平成27年度
・ワークショップ「能・狂言体験」
 松山小、内郷小・知見興屋小の児童全員168人
 講師に「野村万緑」を迎え能「盆山」の上演し、一流芸能鑑賞で理解を含めることが出来た

・舞台公演(伝統芸能「松山能」と人間国宝「野村萬」氏との共演)
 松諷社、松山子ども狂言の会、野村萬、野村万蔵、野村満緑の共演で市民は演技に魅了され感動を与えた。

平成28年度
・狂言体験ワークショップ
 市内全校の小学生5年生を対象に狂言を上演し伝統芸能に関心を持たせた。
 講師に「萬狂言」を迎え「附子」を鑑賞伝統芸能への関心を深めた。

日本遺産認定登録申請
 江戸時代から明治時代にかけて日本海の海運に活躍した北前船をテーマに、文化庁の「日本遺産」登録を目指していましたが、11都市で認められると内定が有ったそうです。
 (松前町、青森県の鰺ケ沢町・深浦町、秋田市、新潟県の新潟市・長岡市、山形県酒田市、石川県加賀市、福井県の南越前町・敦賀市)

 視察を終え庄内空港ー羽田空港ー広島空港で帰ってきました。

 

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