仙台市子供体験プラザ エリム

 昨日(11月14日)文教委員会の視察で仙台に来ています。午後から仙台子ども体験プラザ―Elem(エリム)を視察しました。

 

仙台子ども体験プラザ(平成26年開設)
 小中学生が仕事や消費の模擬体験を通じて社会の仕組みを学ぶ仙台市の生涯学習支援施設で東日本大震災の復興支援としてカタール政府が創設した基金を活用して整備しました。(米ドル1億ー100億円)
 県内外の22企業が運営に協力し、市教委が管轄する小中学校の児童生徒が対象です。
 ブースごとに銀行や飲食業など22企業と仙台市役所が入る「仮想の街」で、計12~15時間のプログラムに基づき事前学習をした子どもたちが、会社員や生活者の立場で6時間の体験学習に取り組む施設です。

 

スチューデントシティ(小学校5・6年生対象)
 ビルのワンフロアに「街」を再現した体験学習施設で、銀行やコンビニ、新聞社などで働く体験を通じ、社会と自分との関わりや経済の仕組み、仕事とは何かを学びます。実際に活動している地域の企業の方々が経済教育活動支援のために「意思決定」「責任」「リーダーシップ」「コミュニケーション力」といった企業が持つノウハウを提供していました。
 「スチューデントシティ」は、仙台市に加え、七十七銀行をはじめとした民間企業10社の協力により成り立っています。各企業は出店ブースにかかる設営費用を拠出し、働くことで得た給料で購入することができる
お菓子やお米、文房具などの商品の提供や企業ボランティアの派遣等をしています。また各ブースに2名、合計22名の保護者・地域ボランティアの方々が学習のサポートをしており、それにより企業・学校・地域が一体となった指導体制を確立していました。

 

ファイナンス・パーク(中学3年生対象)
 個人の家計のやりくりを通じて意思決定について学び、進路選択を主たるテーマとする中学・高校生向けのプログラムです。
 生活に関する基礎項目を、8時間の事前学習で学んだうえでファイナンス・パークに行き、お金についての様々な意思決定を体験します。ファイナンス・パークでは、いくつかのビジネスブースが設置されており、6時間にわたって生徒はそれぞれに与えられた人物像(例:30歳、既婚、子ども一人、年収650万円など)から、月間純所得を計算した後、各ビジネスブースを回り、予算項目について情報収集と意思決定を行っていきます。意思決定を行う時、できるだけ多くの情報を収集してどのような選択肢があるのかを考え、その上で自分の収入に見合った支出レベルを意思決定します。最後にその決定に基づいた支払行為を行って自分の収入と支出のバランスを学習します。

 

小1のための生活・学習サポーター事業
 新入学児童が,小学校の中で安心して集団生活を営み,学習に落ち着いて取り組める環境をつくるために,第1学年のクラスに「生活・学習サポーター」を配置し,担任をサポートしてもらう事業です。
 保護者や地域の方々のあたたかな協力によって支えられている事業で平成27年度は94校、855名のサポーターが活躍しています。

ファイナンスパーク

スライド説明

 

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