ニホニウム

 国際純正・応用化学連合(IUPAC)は2016年6月8日hpで理化学研究所の申請通り113番目の元素を「ニホニウム(Nihonium)」(元素記号:Nh)とすることを発表しました。

理化学研究所の発表
 理化学研究所は113番元素の新名称として「ニホニウム(Nihonium)」(元素記号:Nh)と命名する案を発表しました。

 
 国際純正・応用化学連合(IUPAC)では、これから5か月間、一般から意見を募集したうえで、ことしの末か来年のはじめごろ、名前と元素記号を正式に決定する見通しです。決定すれば、世界中の教科書などに掲載されている、すべての元素を一覧にした周期表に「ニホニウム」の名前が書き加えられることになります。アジアで初めて発見された元素として周期表に記載されます。

 名称案はチームを統括した森田浩介グループディレクターが決定し、国際純正・応用化学連合(IUPAC)に提案した。森田氏は「日本で発見されたことが分かる名前にしたい」と話してきた。自国語の国名にちなむ名称が最もふさわしいと判断したとみられる。

 当初は学術用語として多用されるラテン語やフランス語に由来する「ジャポニウム」の名称案も検討したが、日本人への蔑称である「ジャップ」を想起させるとの批判的な意見が一部であったため除外した。

 過去に使用した元素名は使えない規則があり、元東北大総長の小川正孝博士が明治41年に新元素として命名し、後に別の元素と判明し周期表から削除されたニッポニウムは選べませんでした。

 

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