とくし丸

 昨日(11月24日)テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」で、とくし丸について放映していました。軽トラックを改造して巡回販売を行っていました。品物は生鮮食品から生活に必要なあらゆる品物を積んで買い物困難者の元を巡回して販売していました。徳島県で始まった事業ですが地元のスパーと提携して全国展開をしています。
 
 スーパーの超大型化&郊外化で、近所のスーパーが撤退し、日常の買い物に不自由している人たちが増えてきています。いわゆる「買い物難民(買い物困難者)」と呼ばれる人たちです。経産省の統計では、その数、全国に約600万人と言われています。

 その現状を見て徳島市の「住友達也」氏が2012年1月11日株式会社(とくし丸)を設立しました。現在は全国展開をしています。広島県でも東部地域のニチエーと言うスパーがこの事業を行っています。
 商品はスパーと同じ値段で10円だけ上乗せしています。

 事業を始める前に市場ヒアリング調査を行い次のような声を聴きました
・食べるものを買うのは、いつもコンビニ。だから生鮮食品はあまり口にしない。
・この秋は、まだサンマを食べない。
・たまに近所に住む娘に頼んで、車に乗せてもらいスーパーに連れて行ってもらう。でも少し違う。
・宅配を利用するときもあるけど、やっぱり見て買いたい
・80歳を過ぎてるのに、買い物のためにまだ車の運転を続けている。でもシンドイ。
・中には、5,000円ものタクシー代を払って、スーパーまで買い物に行くというお婆さんもいたほどです。
・ネットスーパー   年齢的にとてもついていけない。
・お弁当の宅配    一ヶ月もすると飽きてしまう。
・宅配        注文してから届くまでのタイムラグが不満。
・送迎サービス    気を遣うし、時間を合わせるのが不便。
 最終目標は、おばあちゃんたちの「コンセルジュ」です。

 広島市でも高齢化した団地の交通手段をどのようにするか大きな問題となっています。巡回販売と地域の見守りを兼ねて行っている事業は大きなヒントのような気がしました。
              (とくし丸HP引用)

 

サイト内検索

 

キーワードを入れることで、サイト内記事が検索できます。