祝日

 2016年から8月11日が「山の日」として国民の祝日に加わります。8月に祝日ができるのは初めてのことです。日本の祝日は現在15日有ります。来年から16日になります。世界の祝日を比較してみると日本は祝日が多いい国となっています。

 マーサーが毎年発行している 世界福利厚生調査データ(WBEG= Worldwide Benefit and Employment Guidelines)によると、世界で祝祭日の日数が最も多い国はインドとコロンビア(18日)、最も少ない国がメキシコ(7日)であった。西欧諸国は少ない傾向が見られ、日本は3位(15日)と比較的多い方です。
・世界一祝祭日の日数が多いのはコロンビアとインドで18日
・世界一祝祭日の日数が少ないのはメキシコで7日
・日本は15日で3位
・アメリカ     10日
・フランス     11日
・英国は8日、ドイツ、フランス、米国は10日
・西欧諸国は全般に祝祭日が少なく、イギリス、ハンガリー、オランダの祝祭日は8日と、世界で2番目に少ない

 なぜか。日本では“お上主導”の労働時間短縮だったため、週休2日の導入や祝日の増加といった「一斉休業日」を増やすことに力点が置かれてきました。

 この「一斉休業」重視が、長期休暇の実現を阻害しているのだと言われています。日本人の横並び意識で、「休みは全員一斉が当たり前」ということになると、他の人が働いている時にひとりだけ有給休暇を取ることは精神的に難しいという国民性があります。日本は欧米諸国に比べて有給休暇の取得率が極端に低いと言われています。

 祝日の少ない西欧諸国では有給食休暇を完全消化しなくてはならない制度がほとんどで、それを使っての「バカンス」と言う長期休暇を取っているのがほとんどです。

 先日、ある小売業の人と話をすると商売人にとって一斉に休む祝日が増えることは商売の売り上げへの影響が大きく、中小零細企業にとって祝日が増えるという事は大変困ると言っておられました。

 政府の行っている休暇の考え方が少しずれている気がします。

 

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