GDP-1,6

 昨日(11月17日)内閣府は、7~9月期の国内総生産(GDP)速報値を発表しました。

  物価変動の影響を除いた実質GDPは4~6月期と比べて0・4%減、このペースが1年間続くと仮定した年率換算では1・6%減で、想定外のマイナス成長となりました。経済評論家は殆どの人が+成長を予想していました。与党内に衝撃が起こっています。

 

 安倍首相は来年10月に予定する消費税率10%への引き上げは困難と判断して、引き上げを2017年4月まで1年半先送りし、衆院解散し、この事を国民に信を問うため、衆議院を解散する予定です。本日記者会見し、先送り方針と解散を表明する予定のようです。。衆院選は「12月2日公示・14日投開票」の日程で行われると言われています。

 

 安倍首相の動きはこのGDP-1,6が解っていたような動きです。内閣改造で2人の閣僚が辞任しました。そのあとの閣僚にもお金と政治の問題で色々問題をおこし支持率が下がっていました。また、来年の政治予定は集団的自衛権の行使容認・米軍普天間飛行場の移設・新たな安全保障法制の整備・原発再稼働と難しい政治判断が目白押しです。

 このような状況を判断して、傷が1番少なくて済むと判断し、この時期だと判断されたのだと私は理解しました。

 

GDP(国内総生産)
 日本の国内で、1年間に新しく生みだされた生産物やサービスの金額の総和のことです。 GDPはその国の経済の力の目安によく用いられます。 また、経済成長率はGDPが1年間でどのくらい伸びたかを表わすものです。 経済が好調なときはGDPの成長率は高くなり、逆に不調なときは低くなります。


国内総生産(GDP:Gross Domestic Product)の定義

 「ある地域で、ある一定期間(一年間)に生み出された付加価値の総額」です。

 「付加価値」とは「付加価値 = 売上高 - 仕入れ」です。

 企業はどんな業種でも、何かを仕入れて、それを商品やサービスとして売り、売上げを計上するわけです。こうした企業の活動のなかで仕入れたものの金額と売上げた金額との差額が付加価値です。そして、日本国内のすべての企業や個人が産み出した付加価値を合計した金額がGDPになるのです。

 

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