花冷え

 昨日(4月5日)から、真冬並みの寒気が大陸から降りてきています。県北では雪が降ったそうです。このような天気の状況を「花冷え」と言います。何となく響きのよい言葉だと感じます。そして4月6日は「花冷え」の特異日となっているそうです。
 特異日と言えば昭和39年の東京オリンピックの開会式の有った10月10日が晴れの特異日だと思っていましたが、統計的には少し違っていたようです。

 

花冷え 【はなびえ】
 サクラの咲く時期の寒さ。4月には暖かさが支配的となるが,ときには高緯度地方から冷たい空気をもった高気圧が南下して低温となる。南関東に雪の降ることもある。東京地方では,4月6日,23日ごろが低温の特異日。
 

特異日
 その前後の日と比べて偶然とは思われない程の高い確率で、特定の気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日のこと。特異日は外国でも認められており、英語では「シンギュラリティ(singularity)」と呼ばれる。

日本(主に東京)の特異日の例
1月16日 - 晴れの特異日。
3月14日 - 晴れの特異日。
3月30日 - 雨の特異日。
4月 6日 - 花冷えの特異日。
6月 1日 - 晴れの特異日。
6月28日 - 雨の特異日。東京では53%の確率で雨が降る。
8月18日 - 猛暑の特異日。
9月12日 - 雨の特異日。
9月17日 - 台風襲来の特異日。統計上、台風が日本列島に上陸する回数が多い。
9月26日 - 台風襲来の特異日。統計上、台風が日本列島に上陸する回数が多い。
11月3日 - 晴れの特異日。

 

10月10日
 「10月10日が東京の晴れの特異日であったことから、1964年の東京オリンピックの開会式の日に選ばれた」と言われているが、10月10日は統計的に晴れが多い日とは言いがたい。むしろ東京オリンピックの開会式に選ばれたため1964年以降この日が東京の晴れの特異日であると間違われるようになったのかもしれない。昭和34年発行「気象学ハンドブック」によれば、10月の特異日は14日とされており、事実、1971年から2000年までの30年間のデータをみても、雨が全く降らなかった日で10月9日が17回、10日が19回、11日が14回と、大きな差はないと読める。

 また、2012年4月5日放送の『ビーバップ!ハイヒール』では、以下のエピソードが紹介された。1959年に日本オリンピック委員会から気象庁の大野義輝に「日本の戦後の復興を世界に見せるために、絶対に晴れる日を開会式に選びたい」との依頼があり、秋晴れの10月がまず選ばれた(5月の五月晴れではヨーロッパの選手が寒い時期に調整となるため配慮された)。大野の調査結果では10月に最も晴れる確率が高いのは15日、次点が10日であった。日本オリンピック委員会は1964年は10月15日は木曜日と平日なのに対し、10日は土曜日であることを重視し、10月10日に決定した。10月10日は「特異日」というほど晴れが多いわけではないが、日本オリンピック委員会の絶対に晴れにしたいという思いから、晴れる確率ができるだけ高い日が選ばれたと考えられる。
       (ウキペディア引用)

 

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