ニッポン全国鍋合戦

 埼玉県和光市商工会は昨日(1月26日)、「第10回ニッポン全国鍋合戦」を和光市役所市民広場で開きました。(県、農林水産省、埼玉新聞など後援)。鍋を囲んで家庭や地域などのコミュニケーションを強めたいとの願いから、年々、盛り上がりを見せ、地域おこしの成功例として全国から注目されています。

 

 今年は、同市内の「復興ボランティアチーム『よせなべ』」「せんべい汁愛好会」など13、「武州煮ぼうとう研究会」など県内6のほか、「鍋」の盛んな山形県からの6チームなど全国各地から24チーム、計43チームが参加しました。

 

 「鍋合戦」は全国から和光市内に移り住んできた人々のお国料理自慢が高じて“決着をつけよう”と誕生したといわれる。2005年に16チームが参加して第1回が開かれて以来、約40チームが参加して、毎年開かれるようになり、昨年は約5万人が訪れました。

 

 これまでに県内では和光と越谷、深谷の団体が計6回優勝し「鍋奉行」として認定された。昨年は石川県七尾市の「能登豚塩糀(こうじ)鍋」が優勝しました。

 

 このほかネット投票による「食べてみたい鍋総選挙」も実施され、当日表彰される。

 同商工会は地域コミュニティーの形成が、まちづくりに不可欠として力を入れている。災害時の炊き出し訓練ともなっている。また地元産農産物の見直しにも力を入れている。

 商工会の斎藤和康会長は賀詞交歓会で「国との連携を強化し、2日間開催による全国イベントを目指す」などと意欲を語っていた。

 

 今年は投票の結果、岐阜県の「白川郷飛騨牛すったて鍋」が最も多くの票を獲得し、ことしの「鍋奉行」の称号が贈られました。
 称号が贈られたグループのリーダーは「全国の人たちが岐阜県白川村に来て、この鍋を食べてもらえるような取り組みを、さらに続けていきたい」と話していました。

 

「白川郷飛驒牛すったて鍋」。大豆をすりつぶした郷土料理「すったて」でまろやかに仕上げた白いスープに、飛驒牛やゴボウ、ニンジン、村特産のキクラゲなどの具をふんだんに盛り込んでいます。

 

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