ロコモティクシンドローム

 昨日(11月9日)の新聞に「ロコモティブシンドローム」についての記事がありました。メタボリックシンドロームの次はロコモティブシンドロームだそうです。

 

 ロコモティブシンドロームとは、主に加齢による運動器の障害のため、移動能力の低下をきたして、要介護となる危険の高い状態をさします。=「あしこしが弱る」かもしれない症候群

 ロコモティブシンドローム(運動器症候群:ロコモ)とは「運動器の障害のために要介護になるリスクの高い状態」で, 日本整形外科学会が 2007 年から提唱している概念です。

 

 ロコチェックの例としては、「片足立ちで靴下がはけない」「階段を上るのに手すりが必要」「横断歩道を青信号で渡りきれない」などがあります。

 次のロコモになる危険性を測るテストが有りましたので、やってみましたらまだ私たち夫婦はOKでした。

 

(1)立ち上がりテスト
ももの大たい四頭筋など、脚力をチェックします。
 1.下記のとおり、それぞれの年代に合った高さのイスや台を準備して座ります。(※安定感の高いものを使用して下さい)
 2.腕を前に組み、片足(または両足)で勢いをつけずに立ち上がります。
 3.バランスを崩さずに立ち上がることができればOKです。

【台の高さ】
 <片足で立ち上がる>
 10代・・・10センチ
20代・・・20センチ
30代・・・30センチ
40代~50代・・・40センチ
<両足で立ち上がる>
 60代・・・10センチ
70代・・・20センチ
80代・・・30センチ
90代・・・40センチ

 

(2)2ステップテスト
筋力、バランス能力、柔軟性など、総合的な歩行年齢を測る。
 1.スタートラインを決め、バランスを崩さない範囲でできる限り大股で連続して2歩歩きます。※ジャンプはしないで下さい。
 2.2歩目で両足をそろえます。
 3.(スタートラインのつま先から着地点のつま先までの)2歩分の歩幅を測定します。
 4.2歩分の歩幅を身長で割り、2ステップ値を算出します。
 5.2ステップ値を以下の表に当てはめると歩行年齢がわかります。

 

例)2歩分の歩幅が200センチで身長155センチの場合
 200÷155=1.29
 1.29→歩行年齢65~69歳に相当

 【2ステップ値と歩行年齢】
 1.67以上・・・20代
 1.60~1.66・・・30~34歳
 1.53~1.59・・・35~39歳
 1.50~1.52・・・40~44歳
 1.47~1.49・・・45~49歳
 1.45~1.46・・・50~54歳
 1.42~1.44・・・55~59歳
 1.35~1.41・・・60~64歳
 1.27~1.34・・・65~69歳
 1.10~1.26・・・70代
 1.00~1.09・・・80代
 1.00未満・・・90代

 

「ロコモ」予防と改善のためのトレーニング

(1)ダイナミックフラミンゴ法

「片足立ち」です。最も代表的な方法で、
・左右1分ずつ1日3回
  決して高く上げる必要はなく、床に着かない程度に片足を上げる。
・転倒しないように、机など必ずつかまる物があるところで行う。

 (2)スクワット
足腰を鍛える王道だそうですが、いきなりでは負担が大きいので、先ずは軽めのフラミンゴ療法から始めるのが推奨されます。

 

サイト内検索

 

キーワードを入れることで、サイト内記事が検索できます。