敬老の日2

 総務省統計局は2013年9月15日、翌日の9月16日に敬老の日を迎えるにあたり、各種統計から見た日本の高齢者動向をまとめたレポートを発表しました。

 人口推計や国勢調査など、総務省統計局収録の各種データを精査分析したものでそれによれば2013年9月15日時点で高齢者人口は3186万人。前年同日の3074万人から112万人も増加しています。これは「団塊の世代」(1947年から1949年生まれ、第一次ベビーブーム期)のうち1948年(昭和23年)生まれの人が高齢者層に仲間入りしたのが原因で4人に一人が65歳以上の高齢者?となりました。

 

65歳以上の意識調査
 シニアマーケットの専門機関である株式会社シニアコムは、2013 年9月に65歳以上の男女に対して、「年齢に関するアンケート」と題した調査を実施しました。

 

 この調査は「敬老の日」を向かえるタイミングに、年齢に対する意識やシニア/シルバー向けのサービス・割引の利用状況などを聴取しました。

 世間一般に高齢者とされる65歳以上の方の認知年齢(気持ちの上で自身が認識する年齢)は、実年齢よりも「1~5歳/6~10歳」若く、そのために自身が高齢者と扱われることにギャップを感じています。

 ただし自身の認知年齢と周りから見た年齢は、「65-74歳」と「75歳以上」で傾向が分かれ、電車やバスで年配者だと思われて席を譲られたケースを挙げると、「65-74歳」ではまだ自身が若い意識から、座席を譲られることにショックを受ける

「75歳以上」では自身が年配者だと受け入れ、座席を譲られる行為に感謝して座る特徴が見られた。

 

 また年齢に関するものとして「シニア/シルバー向けの割引」(65歳以上向けの割引など)にフォーカスすると、全体の7割以上が能動的に利用する結果となることから、状況によっては実年齢を受け入れて、メリットのある割引を選ぶ「ちゃっかりした生活者」と言えます。

 

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