異常気象

 今朝(9月4日)も雨です。台風17号の影響で大雨警報が出ています。8月30日から降り出した雨が今日も続いています。予報によると今週いっぱい降るようです。この台風も太平洋高気圧が強いのと偏西風が北に上がっているので、ゆっくりと動き金曜日頃まで影響があるようです。8月の天気を気象庁は「異常気象」と位置付けました。
 
 専門家らでつくる気象庁の異常気象分析検討会(会長、木本昌秀東大大気海洋研究所教授)は9月2日、広い範囲で猛暑となり、地域によって局地的な豪雨や極端な少雨になった今年の夏(6~8月)について「異常気象だった」と位置付けました。

 全国927の観測点のうち125地点で最高気温を更新、18地点でタイ記録。高知県四万十市では8月12日、観測史上最高気温の41・0度に達しました。

  秋田、岩手、島根、山口の一部地域では、過去に経験がないような豪雨が降り、日本海側を中心に局地的な豪雨が目立った一方、東日本から西日本の太平洋側の一部などで記録的な少雨となりました。
 
 2013年夏の日本の天候は、以下のように、極端な天候となりました(ここで示す地域平均の統計開始は1946年)。
<気温>
 ①夏平均気温:西日本 +1.2℃(統計開始以降第1位)、東日本 +1.1℃(同第3位タイ)、沖縄・奄美 +0.7℃(同第2位タイ)。
 ②日最高気温の記録更新:高知県四万十市江川崎(8月12日、41.0℃)
 ③今夏に日最高気温の高い記録を更新した地点は143地点(タイ記録を含む)

 

<大雨>
 ④日本海側の地方を中心とした多雨:東北地方の7月の降水量平年比 182%(統計開始以降第1位)、北陸地方の夏の降水量平年比 151%(同第4位)、山口県、島根県、秋田県、岩手県の一部地域では、過去に経験したことのない豪雨に見舞われました。

 

<少雨>
 ⑤東・西日本太平洋側と沖縄・奄美の一部地域の少雨:九州南部・奄美地方の7月の降水量平年比 11%(統計開始以降第1位)、東海地方の夏の降水量平年比 64%(同第3位)

 

 7月以降、太平洋高気圧とチベット高気圧の強まりによって、西日本を中心に全国で暑夏となりました。西に強く張り出した太平洋高気圧の周縁を吹く暖かく湿った空気が流れ込んだ日本海側ではたびたび大雨となりました。
                                
 太平洋高気圧とチベット高気圧がともに優勢となった要因は、海面水温がインドネシア・フィリピン周辺で高く、中・東部太平洋赤道域で低くなったことにより、アジアモンスーンの活動が広い範囲で非常に活発となったこととみられます。
   (気象庁HP)引用

 

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