クルメつつじ(久留米)

 現在、市役所の玄関周りの花がとても綺麗です。ピンクや白の花が見事に咲き誇っています。花の名前が解らなかったので市議会総務課長さんに聞いてみました。庁舎管理に問い合わせてもらったところ、「クルメつつじ」だそうです。その時、さつきとつつじの違いは?と言う質問がありました。それについても調べてみました。

 

クルメツツジ くるめつつじ  (ツツジ科ツツジ属)
 江戸時代に九州の久留米でキリシマツツジ(Rhododendron obtusum)を母体にサタツツジ(Rhododendron sataense)を交配して作られた品種で生みの親は、江戸時代、久留米藩主の馬術師範であった坂本元蔵。

 現在の福岡県久留米市が、今でも育成が盛んで、100種類もの品種がここで作り出された。元蔵は、ツツジの種子を各地より採取し播種した。種子は小粒である為、風で飛ばされたりしてなかなか思うように芽がでない。ところがある日飛ばされた種子がコケの中から発芽しているのを発見し、コケ(ミズゴケ)の上に種子を撒いて育てたところ発芽率がアップし、それ以後、ツツジの親木を選定し、播種して盛んに実生を行った。


さつきとつつじの違い
『サツキ』は、『ツツジ』の1種です(サツキツツジ)。
 普通のツツジが、春(4月中旬~5月上旬頃)に開花するのに対して、サツキの花は、初夏(5月中旬~6月中旬頃)に開花します。

 また、他のツツジの花は、新葉が出る前に花が先に咲きますが、サツキの花は、先に新葉が出てきてから、花が咲きます。
 葉や芽に生えた細かい毛の色でも両者は区別する事ができます。基本的に、サツキの細毛は茶色ですが、ツツジの細毛は緑色です。

 サツキは常緑低木で、樹高も1m程度の樹が多いのですが、ツツジには、落葉樹も常緑樹(半落葉種を含む)もあり、樹高が、5~10mにも生長する種類もあって、一般に、サツキよりも大きく育つ場合が多いようです。

 

昨日(4月17日)3時PM頃撮影

 

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