変異型ノロウイルス

 12月8・9日体調を崩して2日間家に籠りましたが風邪だと思っていましたがノロウイルスによる胃腸炎だったようです。今年のノロウイルスは従来のものとは違い「変異型ウイルス」となって大流行の兆しがあるようです。妻も1週間後にかかりました。

 ノロウイルスの予防接種はありませんし、このウイルスに効果のある薬もありません。食中毒ですので菌を口から入れないようにするしか有りません。

 

 国立感染症研究所によると、今年10月に新潟県内の2カ所の福祉施設でノロウイルスの集団発生があり、患者から遺伝子型が変異したウイルスが検出された。その後、北海道や大阪、東京、千葉、広島、島根、大分、沖縄の計8都道府県でも相次いで確認された。免疫を持たない人が多いとみられ、今シーズンの感染の主流となる可能性があるという。

 厚生労働省研究班によると、今年1月以降、全国の患者から、従来とわずかに異なる遺伝子を持つ新型のノロウイルスが検出されている。感染研の片山和彦室長によると、ノロウイルスは 設計図にあたる遺伝子の違いによって40種類以上に分類されており、今回見つかったのは06年に大流行した「G24」と呼ばれるタイプの遺伝子が変異した ものだそうです。ウイルス粒子表面の形が変わることで、過去に感染したウイルスを攻撃するヒトの免疫システムから逃れるとともに、増殖する場所の消化管に結合しやすくなるとみられています。片山さんは「わずかな変異だが、多くの人にとっては未知のタイプで、急激に流行する可能性がある」と警鐘を鳴らしています。

 片山さんによるとノロウイルスは 感染力が非常に強いため、患者の便や嘔吐物を適切に処理しないと家庭内や保育園、高齢者施設などで感染が拡大する恐れがあるようです。
 2次感染を防ぐには、
 ▽手洗いを徹底し、 指の間や親指、手首までせっけんで洗う
 ▽調理の前後に必ず手洗いをする
 ▽嘔吐物を処理するときには使い捨てのマスクや手袋を着用し、新聞紙などに嘔吐物を 吸い取らせ、ビニール袋に密封して捨てる。処理する人以外は少なくとも3メートル以上離れる。
 ▽「次亜塩素酸ナトリウム」を成分に含む液体の塩素系漂白剤や 殺菌剤で消毒する
 

 以上が効果があると言われています。片山さんは「子供が吐いてしまった時などはシャワーで洗うとウイルスが舞い上がり手伝った人は高い確率で感染し てしまう。とにかく体を紙で拭き取り、捨てることが基本」と注意を呼びかけています。

 (インターネット記事引用)

 

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