トイレに行けない症候群

 昨日(7月11日)は、ゴルフでしたので朝早く出発しなければならなかったのでブログを前日から用意をしていましたが、投稿寸前で全て消えてしまいました。新しいホームページなので慣れなくて一部を削除しようとクリックしたら全て消えてしまいました。結局ブログを休んでしまいました。

 

 週刊ダイヤモンドに「トイレに行けない症候群」という記事が載っていました。現在教育現場でトイレに行けない子供たちが増えているという記事です。
 便器の国内シェア80%を持つTOTOは、内装メーカーや清掃メンテナンス会社と1996年に「学校のトイレ研究会」を発足し、学校のトイレを調査してきました。学校のトイレに関する公的なデータが少ないため、民間での調査を通じて全国1800の自治体や国に、事の重要性を訴えています。
 
 最新調査結果からは、近代化の遅れによる“トイレに行けない症候群”の深刻化が浮き彫りになりました。「多くの学校がトイレの5K(臭い・汚い・怖い・暗い・壊れている)に悩んでいる」とTOTOは指摘しています。住宅やオフィス、商業施設のトイレは最新鋭の機器が入り、綺麗で明るく趣向を凝らしたものに進化しています。一方、全国の小中学校ではトイレの改修を20年以上行っていない学校が約5割にに上っています。 

 子どもたちにすれば、自宅と学校のトイレのギャップがあまりに大きいので、我慢をしてしまっています。トイレを我慢することは子どもの健康に悪影響を及ぼすだけに、教職員からは切実な声が上がっています。「学校で子どものために改善が必要な場所はどこか」との問いに対し、「校舎の耐震化」を上回り「トイレ」が圧倒的に多いのが現状です。しかし、予算の都合もあって改修によるトイレ環境の改善は思うようには進んでいません。

(週刊ダイヤモンド記事引用)
 
 広島市の現状について言えば、校舎の耐震化は進んでいますが、トイレの改修は進んでいるようには思えません。それよりも、校舎の新築時・増改築時の要綱が平成7年に決められた「公共施設福祉環境整備要綱」を採用しています。

 ・トイレを新設するときは、男女トイレに1か所の洋式トイレを作ることが出来る。
 ・一か所の多目的トイレを作る。(車いすで使える等)
 
 日本は世界で1番トイレの先進国だと思います。日本ほど温水洗浄便座(ウォシュレット)が普及している国はありません。
 広島市においても新築・増改築時の要綱が、前記のような状況ですので、改修はほとんど進んでいないと思います。子供たちは家庭や世の中のあらゆる施設に有るトイレとのギャップで、学校のトイレに行けなくなっている子供も沢山いるのではないでしょうか。2~3年前に伴南小学校の増築時に設計師さんがこのことについて悩んで、相談に来られたことを思い出しました。その時は、約3割を洋式トイレにしたと思います。至急見直しをし、改修計画を作らなくてはいけない事項ではないでしょうか。

 

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